2019年1月7日月曜日

2019年 年頭所感  

 
「 “戮力協心(りくりょくきょうしん)”~新時代を共に歩もう~ 」
 
東京都理容生活衛生同業組合
理事長   飛 田 英 雄
 
 
平成三十一年の新春を迎え、謹んでお慶びを申し上げます。
いよいよ本年は平成から新元号に変わる時代の転換期を迎えます。また、理容業を取り巻く経営環境においても消費税の税率変更などによる社会経済構造の変化に伴う外部効果により 大きな影響が予測されます。ただ、どのような状況下においても、安心していただきたい。   私たちは組合創立60周年を機に、進むべき方向性、まさしく10年先を見据えた“導(しるべ)”を手に入れております。次の時代を担う若者に“夢を語れる業にしたい”そんな思いから「働き方   改革」「意識改革」「価値改革」の三つの大きな柱の下、組合のリーダーである各理事を委員とする推進室を設置し、その具現化を図っております。
本組合は日本一の成長産業を目指し、新たにスタートを切りました。今こそ心機一転“理容  家族お一人お一人が互いに心をひとつにして協力し合い物事を達成していく”という『戮力協心(りくりょくきょうしん)』が求められています。
まずはお客様から適正料金を頂き、各サロンの増収を図るとともに従業員の働き方(社会  保障制度を含む)を見直し、各層幅広く「さすが組合サロン」という評価を頂けるブランドを確立させることです。これにより一般社会からも“憧れられ選ばれる業”となり後継者問題  解決への道筋が見えて来ます。そして、各サロン経営の安定発展により組合の組織強化・財政の安定を図っていく、そんな流れを確立して行くことが大切ではないでしょうか。これから  皆様に届けられる「クリエイティブ・ウィザード推進室(新ビジョン具現化数値目標等設定戦略推進室)」「学校運営健全化推進室」「賦課金改正検討推進室」からの各提案はすべてが相互かつ密接に関連しており、どれも欠くことの出来ないきっと重要な導きになるはずです。組合員  一丸となって出来ることをひとつひとつ実現し、新時代を共に歩もうではありませんか。
また、どのような時代になっても私たちに課せられた社会的使命を永続的に遂行するため「地域により密着した組織運営を目指す」という本組合の基本理念を守り、社会貢献活動の 強化、充実を図りながら諸先輩が築いてくれた理容文化を守り後世に伝えてまいります。
このほか、Tokyoケア理容師制度を柱とした訪問理容のビジネス展開をはじめインバウンド(訪日外国人)対応の具体策の一つとしても有益な「Tokyoしぇーぶ・しゃんぷー」の展開、そして2020スポーティーヘアの提案など新メニュー等営業支援情報の発信をし、サロンブランディングに努めてまいります。また、IT化の推進、共済制度の拡充など、皆様の“調和と絆”のもと組合員個々の安心を支える業界づくりに向けて傾注してまいる所存ですので、尚一層のご理解お力添えをお願い申し上げ新年のご挨拶とさせていただきます。